有栖川リドルのイギリス生活〜世界のどこにいても謎解きがしたい〜

謎解き部UK支部・有栖川リドルによる、脱出ゲーム・推理ゲームの活動記録。イギリス生活の日記・雑記。

なぜイギリス人が、サマータイムになると浮かれて太陽を追いかけるのか、わかってしまった

ごきげんよう。謎解き部 UK支部の、有栖川リドルです。
みなさん、今日も謎を解いていますか?

 

イギリスで暮らすからこそ「外でワイワイできる季節」のありがたみに気づきました。

春から初夏にかけて、イギリスのウキウキ感は、ものすごい。

ディズニーの入場待ちしてる時のような、スターウォーズで「遠い昔、はるか彼方の銀河系で……」が表示された時のような気持ちなんです。

イギリスの天気のデフォルト

イギリスの天気といえば、何を思い浮かべますか?

はい、そうです。雨です。雨。

それか曇天。たいてい空の色はグレー。

そんなデフォルトが「どんより」な国で、青い空、美しい日差しが見える日があったら、人々はどうなるでしょうか?

はい、そうです。サングラスをかけ、腹を出し、外をうろつきます。

男性は半裸になり、女性はノースリーブになりがち。

イギリス人はひまわりと同じ

イギリスで語学学校に通っていたことがあるのですが、その時、講師が言っていました。

「イギリス人はヒマワリみたいなもんだから。」「いつも太陽を追い求めて、冬はスペインとかギリシャとか暖かいとこに逃げる。」

その時はただ笑っていただけでしたが、今はほんとそれと相槌を打ちたい。

ホリデーシーズンになると、大量のイギリス人たちが「あったかい離島」へ旅に出る。

休みはどこ行くの?と聞くと「なんとかアイランド」と返ってくることが多々ある。

気温が20度を超えると、夏が始まった!と大騒ぎする。

そんな彼らを、横目で見ているだけだった有栖川も、イギリスで数回冬を越すと、彼らと同じように浮かる始末です。すぐ「ピクニック行こうよ」って言いがち。

サマータイムの偉大さ

3月最後の日曜日。そこからサマータイムが始まります。

「へー、日本との時差が9時間から8時間になるのか」ぐらいにしか思っていなかった。

しかし、夕方4時に真っ暗になってしまう、暗く寒いヨーロッパの冬を乗り越えたあとでは、「うおおおおおおおサマータイムだああ!夜9時まで明るいぞ!仕事終わった後も、なんでもできるううう」とハイになってしまいます。

外が明るければ、仕事でヘロヘロになっていても、なんでもできる気になるんですよね。

5月あたりから8月まで、とにかくイギリス全土で夏のイベントが開催されます。

音楽フェスティバルはもちろん、フラワーショーや、BBQ・・・。

夏待ちきれないな〜〜〜〜。(これを書いている時点で、まだダウンコートを着ています。5月なのに)

8月半ばを過ぎると、もう秋の肌寒さを感じるくらい、秒で駆け抜けてしまうイギリスの夏。

美しいイギリスの夏を、人生で一度は経験してほしい

暗く長い冬。どんより曇り空で雨ばかり降るイギリス。

しかし、イギリスの夏はとにかく美しい。

雨はぱったり降らなくなり、人々は華やかな色や柄の服をまとい、花や木々が輝いている。

湿度はなく、サマーニットを着ていても、汗ばむことがない。

日本から家族や友人が来たとき、イギリスの夏をたっぷり満喫していってくれました。

あの夏の無敵さを体感したら、またイギリスを訪れたくなったと言っていた。

太陽が出ていれば、とりあえずピクニック

代々木公園のようなだだっ広い公園が、ロンドン各地に点在しているのですが、天気が良い日は、どこもピクニックをする人で賑わっています。

有栖川は、このヨーロッパのピクニック文化が最高だなと思っていて、ただ芝生に寝転がっておしゃべりしてるだけで、何時間でも過ごせるんですよね。

友達と「今日天気いいからピクニック行かない?」とメッセージを送り合い、シート、本、サングラス、飲み物とおやつを持って、きれいな公園に行く。

その後は、近くのパブでビールを飲んで、つまみを食べて、まだ明るいけど解散、ができる。

太陽崇拝か?というぐらい日光に惹かれて、わーいい天気最高ーと純粋に季節を楽しむのです。

有栖川は、夢のピクニックがあります。

籠バスケットに食べ物やお皿を入れて、それを持っていくトラディショナルなピクニックをしたい。いつか叶えたいです。