有栖川リドルのイギリス生活〜世界のどこにいても謎解きがしたい〜

謎解き部UK支部・有栖川リドルによる、脱出ゲーム・推理ゲームの活動記録。イギリス生活の日記・雑記。

コンビニから老舗店まで、手軽に和菓子が買える日本っていいな。(イギリスでも餡子が食べたい)

ごきげんよう。謎解き部UK支部の有栖川リドルです。

みなさん、今日も謎を解いていますか?

 

今週のお題「あんこ」は、イギリスにいるとなかなか手に入らない日本の食べ物です。

日本を離れて気づく、日本の良さはたくさんありますが、餡子もそれ。

日本にいればコンビニでもスーパーでも、それなりに美味しい餡子いりの和菓子が買えるんですよね。

こだわるなら、老舗和菓子店やデパートに行けばいい。

下町あたりなら、たい焼きなど、できたてを街中で買うことができる。

ヨーロッパの激甘な洋菓子には飽きたよ〜〜〜というときに、ほんのり甘い和菓子を食べたくなることがあります。

餡子の好みが、あなたのプロフィールになる

日本で生まれ育った人にとって、「あんこ」は「味噌」「だし」に並ぶ、人となりを構成する一部の食べ物だな、と思います。

こし餡・つぶ餡の好みや、うぐいす餡・白餡などの種類の好みが、その人のルーツを表すようでおもしろい。

有栖川は、直接の出身地ではないのですが、東北にシンパシーを感じています。

宮沢賢治の文章の、湿度というか温度感がしっくりくるし、彼がイーハトーブの風景を「イギリス海岸」と名付けたのも、イギリスに住む今つながりを感じる。

有栖川は、一時帰国した際に絶対に食べると決めている餡子があります。

それは東北でおなじみのずんだ餡。

特に喜久福の「ずんだ生クリーム」は欠かせません。

大人買いして、心ゆくまで食べるのが至福。

www.livit.jregroup.ne.jp

餡子にも「おいしい」と「まずい」がある?

畠中恵の『しゃばけ』シリーズを読んでいて、「まずい餡子という概念が存在するの!?」と衝撃を受けたことがある。(主人公の親友が、なんともまずい和菓子を作る天才なのだ。)

前述したように、コンビニやスーパーで和菓子を買ったとしても、それなりのクオリティだから、特に「まずい」と思ったことはない。

(そりゃ「とらやの羊羹」と比べてしまったら、とらやはとても美味しいなあ、とは思いますが。)

現代にもまずい餡子はどこかに存在しているのでしょうか。

そもそもまずい餡子とは?

甘みが足りなくて豆ペーストなだけということ?

有栖川は幸い、美味しい和菓子と餡子にしか出会ってこなかったので、まだ見ぬ「まずい餡子」への想像が広がります。

この餡子・和菓子が食べたいリスト

有栖川が今恋しい、日本のお菓子たち……

  • とらやの羊羹
  • 冷やし抹茶ぜんざい
  • 浅草梅園のあわぜんざい
  • 浪花家総本店のたい焼き
  • ところてん
  • くずきり
  • 生菓子
  • 水羊羹
  • 水まんじゅう
  • 梅シロップのかき氷
  • 福岡の白餡のいちご大福
  • かりんとう

はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜、食べたい。

私が海外移住を決めた理由のひとつ。イギリス(ロンドン)の演劇トレンド・完全没入型"イマーシブ・シアター"について

ごきげんよう、謎解き部UK支部の有栖川リドルです。

みなさん、今日も謎を解いていますか?

 

今回は、有栖川がなぜ海外移住を決めたのかについてお話したいと思います。

イギリスのロンドンでなくてはいけない理由があったんです。

(もちろん海外移住は大きな決断なので、これだけが理由ではありませんが)

 

謎解き部UK支部を勝手に名乗るくらい、謎解きが好きな有栖川。

とある謎解きのようなイベントをニューヨークで体験し、その発祥の地・イギリスに惹かれることになるのであったーー。

イマーシブ・シアター(没入型演劇)ってなに?

2024年3月に“完全没入体験”テーマパークを謳う『イマーシブ・フォート東京』がオープンしましたね。

“完全没入体験”はイマーシブ・エクスペリエンス、イマーシブ・シアターとも言われることがあります。

ほとんどの日本人にとって、「イマーシブ」という単語は聞き慣れないでしょう。

「イマーシブ」と言われても、どんなものかイメージが浮かばない。

アメリカ・ヨーロッパでは「イマーシブ・エクスペリエンス」といえば、説明せずともピンとくる人が増えてきて、それだけトレンドになっているのだと実感できます。

ですが、日本ではまだまだメジャーではないため、概念が浸透していない。

『イマーシブ・フォート東京』の運営会社(刀社グループ)は、「イマーシブ・エクスペリエンス」を分かりやすく宣伝するために、さぞ苦労したのではないでしょうか。

 

有栖川が「イマーシブ・エクスペリエンス」を説明するなら……

まるでVRゲームのようだが、しかし特別な機器は使うことない。

観客はキャストの一人であるかのように、物語の世界を歩き、キャラクターたちと冒険できる。

と言うでしょうか。

 

とにかくイベントにおいて、観客がその世界にimmerse(没入)することが大事なのです。

きっかけ①2014年NYC:イマーシブ・シアター初体験“Sleep No More”と出会う

2014年。日本にイマーシブ・シアター常設施設が上陸するより10年早く、有栖川は体験していました。(自慢)

まだ日本人はほとんど参加していない頃だったので、思わずマウントを取りたくなってしまう。(2011年からこのイベントに参加していた、有栖川の旧友のおかげです。)

ニューヨークの旧ホテルで、何やら怪しく面白いイベントをやっているらしい

有栖川がニューヨーク旅行を計画していた2014年。

旧友がこう言った。

「ニューヨークに行くのなら、“Sleep No More”を観るといい」

「観客は仮面をつけて、声を出してはいけない。ただ静かに、物語の“目撃者”になるんだ」

「古いホテルを一棟まるごと使い、すべての廊下や部屋が舞台になっている」

「登場人物それぞれに物語があり、すべてのキャラが同時進行で違う動きをする」

「気になったキャラを走って追いかけ、何が起きているかストーリーを辿る必要がある」

youtu.be

没入型劇場”Sleep No More”とは

シェイクスピアマクベスをベースにした、ノワール風の演劇。

劇の舞台は、建物一棟まるごと。

いや、スケールが違うわ。

詳しくは別の記事で書きます。

有栖川、発祥の地・ロンドンに気づいてしまう

あまりにも新体験で、面白くて、少し不気味で、アートで。

感動した有栖川は、すぐに「この天才企画を考えたのはだれだ!?」と運営会社Punchdrunkについて調べることにしました。

へー!本社はイギリス・ロンドンにあるんだ。そういえば、演劇の本場はイギリスというイメージある。

他にも公演やっていないのかな。今はニューヨークだけなのか。

過去にはロンドンで違う公演をやっていたのか。見たかった!

新公演がリリースされないか、定期的にチェックしよう。

 

2014年の”Sleep No More”以降、定期的にPunchdrunkの新公演を探していた有栖川。

待望の新作は出たものの、ロンドン公演のみであり、旅行のタイミングが合わなかった。

せっかく新作が出たのに、逃してしまった無念を抱えたまま日本で暮らしていました。

面白いイベントがリリースされても、そのたびに旅行することは難しいよな。

日本には絶対に来ないし、自分が赴くしかないのに……。

好きな海外のミュージシャンだって、日本公演なかなか来ないし。

日本ってマーケットの対象外なんだなぁ。悲しい。

じゃあ、自分がイギリスに住むのが手っ取り早い。←イマココ

 

世界のトレンドが日本に上陸するのはいつも遅い。

ならば一番新しくホットなエンタメを享受できるよう、本場の現地に住むのがタイムラグがない!

と天啓が。

そこから、あれよあれよと、イギリスが有栖川を呼んでいるとしか思えない偶然が重なり、こうしてロンドンで暮らしています。

きっかけ②ベネディクト・カンバーバッチSherlock公式脱出ゲーム

有栖川はジェレミーシャーロック・ホームズを見て育ったのですが、現代版シャーロックと聞いて見ないわけにはいきません。

当時はリアルタイムでドラマを追っていました。

そんな折、シャーロックの脱出ゲームをイギリス・ロンドンで開催すると耳にします。

またロンドンか!!!!!!!!

……そうだロンドン行こう。後悔のない人生を送りたい。

というわけで、2019年1月にロンドンへ旅行がてら脱出ゲームに行ってきました。

これもまた別の記事で詳しく書きますね。

youtu.be

きっかけ③映画の世界を歩きまわり、上映も楽しむ”Secret Cinema”

イマーシブというすごいジャンルがあると2014年に学んだ有栖川。

あらゆるイマーシブ・イベントを英語で検索します。

そんな時に見つけた”Secret Cinema”という名前。

映画好きにヒットするタイトル。

映画の世界に、物理的に入り込めるんでしょ。絶対面白いじゃん。

公演は、またイギリス・ロンドンかい。

なんなの、イギリス。面白いエンタメばかり生み出すけど、すごない?

絶対に参加してやる!!ということで2019年8月に、再びイギリスへの旅行を計画しました。

その時の話は、また別の記事で書きます。

youtu.be

すべての道はロンドンに通ず

有栖川の人生。何かを追いかけていくと、いつも辿り着くのはイギリスでした。

こうしてまとめてみると、エンタメ摂取することへの執念が、自分でも若干怖いのですが、後悔はしていません。

多方面にオタクでよかった〜!

エンタメは生き物みたいなもので、いつまでも永遠にあるとは限らないので、「絶対に経験したい!」と魂が震えたら、体験すべきなんだなと思っています。

その自己投資が、自分の糧になって、楽しい生活を送れている有栖川なのであった。おしまい。

 

日本に一時帰国して、脱出ゲームしてきた⑤/呪術廻戦×リアル脱出ゲーム『呪霊に支配された廃村からの脱出』 in 新宿

ごきげんよう。謎解き部・UK支部の有栖川リドルです。

みなさん、今日も謎を解いていますか?

 

2023年12月に呪術廻戦×リアル脱出ゲーム『呪霊に支配された廃村からの脱出』に参加してきました。

年末年始は日本に一時帰国していたのですが、計5回も脱出ゲームに行ってしまった。

(記事タイトルをご覧ください。これは5/5です。)

 

イギリスのアニメオタクにも絶大な人気を誇る『呪術廻戦』。

TVアニメ『呪術廻戦』第2期「懐玉・玉折」もとい、五条と夏油の青い春編は、日本だけでなく世界中の呪術廻戦ファンの脳を揺らしたようである。

イギリスと日本の呪術廻戦ファンたちと、アニメの感想をギャーギャー言い合っていたある日。

日本の謎解き部メンバーから、有栖川に連絡が入る。

「有栖川が一時帰国するタイミングで、呪術廻戦の脱出ゲーム始まるよ!」

やったー!シンプル嬉しい。ありがたい。

ゲーム概要

  • タイトル:呪術廻戦×リアル脱出ゲーム『呪霊に支配された廃村からの脱出』
  • 設定高専時代の五条と夏油が、仲良く任務を遂行していたころのお話。あなたは高専メンバーと一緒に、ある廃村で呪霊を祓う任務を行うことになった。しかし、何者かの策略によって、村から出られなくなってしまう。術式のせいで、制限時間までに出られないと全員壊滅は免れないーー。
  • ジャンル:謎解き×脱出ゲーム
  • チーム編成:有栖川グループ2名+初めましての人3名。
  • クリア条件:制限時間内に最後の謎まで辿り着き、正確に答えること。
  • 制限時間:60分。
  • 運営会社: SCRAP
  • 公式サイト

realdgame.jp

ゲームシステム

アニメコラボ脱出ゲームによくあるシステム。

組み分けの儀式

受付で運営が参加者を、MAX6名のチームに割り振る。

受付を抜けると、大きなパーティー会場みたいなところに、各チーム用のテーブルがある。指定されたテーブルにつく。

有栖川グループは2名だったので、他の2名参加グループと、一人参加の方と同じチームになった。

初めましての人と、いきなり謎解きで協力し合い、話し合う必要があるので、社交性がガチで問われる

有栖川たちと組んだ方々は、幸いなことに良識あるすてきな方たちだったので、和やかに謎解きが進んでいった。

(同じ作品が好きという、一体感があったのかもしれない)

MC兼オリキャラを演じる方の登場

ディズニーランドのジャングルクルーズを彷彿とさせるMCが登場。

高専メンバーをはじめ、あなたと一緒に任務を行うことになる。

オーディエンスのノリが悪いと演者は興が乗らないので、コールアンドレスポンスは大事。コールされたら盛りあげよう。

(ゲーム開始あたりでは、まだオーディエンスに恥じらいがある

アニメキャスト撮りおろしのスペシャルムービーを挟みつつ、ゲームの状況説明がある。

場が温まったら、本格的にゲーム開始。

謎解き

テーブル上で謎を解き、ある場所で追加アイテムや情報を手に入れ、テーブルに戻り……を繰り返す。ストーリー展開のポイントごとに、MCの人の進行が入る。

おそらく最後の謎までは、全チームが進めるようにスタッフの方が気を配ってくれている。

そう、脱出できるかどうかのキモは、最後の問題にかかっている。

こんな簡単に解けるわけない」と言いながら、とりあえず導き出された答えを記入して提出。

一斉に答案が回収され、集計結果を待つ。

結果発表&解説

簡単に解けてしまったということは、何かピースを見落としているんですよねえ。

MCが結果発表を行い、何チームが脱出成功したかを告げるセレモニー。

最終問題の答えは⚪︎⚪︎でした。これを解くには〜と解説が入る。

疲れピークが来ていたので、正直「⚪︎⚪︎ということは、つまり⚫︎⚫︎ですね」みたいな解説が、全部右から左に流れてしまって、ちゃんと理解できなかった。

でも、あの場所であの行動していないし、そりゃ必要な情報が全部揃っていないから回答できないよね、と納得した。

まとめ

チーム有栖川は本当にSCRAPの謎と相性が悪い。SCRAPの罠にいつもしてやられます。

SCRAPのコラボ系脱出ゲームでいつも思い知らされるのは「すべてのことに意味があった」ということです。

提示されていない情報はないので、我々がその情報を見落としているだけなんですよね……。

SCRAPの謎、いつか最後までクリアできるようになりたい。

とりあえず、キッズ五条たちと一緒に冒険できて楽しかったよ。

日本に一時帰国して、脱出ゲームしてきた④/『ホテル・オルファノ』失踪事件からの脱出 in 秋葉原(東京密室)

ごきげんよう。謎解き部 UK支部の、有栖川リドルです。
みなさん、今日も謎を解いていますか?


2023年12月に日本で、東京密室の「『ホテル・オルファノ』失踪事件からの脱出」に参加してきました。

年末年始は日本に一時帰国していたのですが、計5回も脱出ゲームに行ってしまった。

(記事タイトルをご覧ください。これは4/5です。)

謎解き部の友人たちと、東京密室が主催する脱出ゲームに参加してきました。

東京密室のゲームは今回が初めてでしたが、ゲームのクオリティに大満足。

スタンプカードがもらえるので、系列店のゲームもたくさん参加できそうです。

ゲーム概要

二手に分かれつつ、2チームで協力しながら脱出する必要があるので、4人以上での参加がおすすめです。

謎のホテル・オルファノが舞台で、各チームごとにフロントの部屋or宿泊室のどちらかをスタート地点として選びます。

  • タイトル:『ホテル・オルファノ』失踪事件からの脱出
  • 設定:あなたは、謎めいたホテルに閉じ込められてしまった。しかも、あなたの友人たちは別の部屋に閉じ込められているようだ。二手に分かれて、協力しながら脱出しよう!
  • ジャンル:謎解き×脱出ゲーム×没入型×ホラー
  • チーム編成:4名。(謎解き部の友人と)
  • クリア条件:50分以内に部屋から脱出すること、だった気がする。
  • 結果:脱出成功
  • 場所秋葉原
  • 運営会社: 東京密室
  • サイト:公式サイトから消えていたので、他のサイト参照

huntersvillage.jp

ゲームシステム

二手に分かれて脱出するパターンは初めてだった。

あちらが持っている情報を、こちらが持っているパズルに当てはめると謎が解ける、という仕組み。なので、コミュニケーションがとても大事。

受付・説明

東京密室・秋葉原店は、駅から徒歩15分くらいの雑居ビルに入っているのだが、あまりにも雑居ビルで「本当にここであってる?」と不安になった。

駅からすでにゲームが始まっているのか、という試されている感。

参加される方は、勇気を出してそのビルに入ってください。

受付では、頼もしい説明上手なスタッフが、東京密室のシステムを説明してくれました。

二手に分かれる必要があること。

渡されたトランシーバーで、ヒントがもらえること。

荷物は受付前にあるロッカーに全部入れること。

ゲームの流れ

受付からホテルの部屋まで、スタッフが案内してくれます。

部屋に入ると、どの部屋にどのチームが入るか決めるように指示されるので、チーム有栖川は各員配置につく。

スタッフが各部屋をロックして、ゲームスタート。

ヒント・解説

ヒントは全部使ったと思います。

トランシーバーでボタンを長押ししている間だけ喋ることができ、喋り終わったらボタンを離す。冒険感があって良いツールです。

スタッフがどこで詰まっているか上手にヒアリングしてくれます。たすかる。

ゲームが終わった後は、納得いかなかった問題について解説してくれます。

まとめ

ノイズになるオブジェクトに惑わされながらも、チームで連携して謎を解くことができました。

あっちの謎が解ければ、こっちの謎も解ける。

言葉だけで状況を説明する力が問われます。

やや室内のBGMが大きくて、チーム同士で情報を共有するときは、声を張り上げないと聞こえないのが難点でした。

謎のクオリティーや部屋の作りが良くて、没入感がありました。

東京密室シリーズは、これからも折を見てどんどん参加して行きたいです。

※2024年3月時点で、秋葉原店の公式サイトから消えているので、メンテ中もしくは新しいゲームに変更中なのかもしれません。

 

他の脱出ゲーム(東京密室)についてはこちらの記事に書いています。

catharsism.hatenablog.com

catharsism.hatenablog.com

 

日本に一時帰国して、脱出ゲームしてきた③/リングの貞子に神ファンサしてもらえたよ in 新宿(東京ミステリーサーカス)

ごきげんよう。謎解き部 UK支部の、有栖川リドルです。
みなさん、今日も謎を解いていますか?


2024年1月に日本で、東京ミステリーサーカスの「『貞子 呪いのビデオからの脱出』怖くないVer. 」に参加してきました。

年末年始は日本に一時帰国していたのですが、計5回も脱出ゲームに行ってしまった。

(記事タイトルをご覧ください。これは3/5です。)

謎解き部の友人に付き合ってもらって、1日で2ヶ所の脱出ゲームをハシゴしちゃった。最高。

ゲーム概要

怖くないVer.だけど、ところどころ怖かった。わかっていても、怖いものは怖い。

あと、人間の「怖いもの見たさ」の心理についても考えさせられた。

怖いとわかっているのに、見たくなってしまう。どうして。

  • タイトル:『貞子 呪いのビデオからの脱出』怖くないVer. 
  • テーマ:リング。貞子。ホラー
  • 設定: 通常Ver.だと怖いという弱き心の者のために、怖くないVer.があるよ。場内は明るく、ポップな曲が流れているよ。「この先、貞子が出てくるよ」などの注意書きが、事前に教えてくれるよ。これでもう怖くないね。
  • ジャンル:謎解き×脱出ゲーム×没入型×ホラー
  • チーム編成:2名。(謎解き部の友人と)
  • クリア条件:30分以内に部屋から脱出せよ。
  • 結果:クリア失敗。
  • 場所:新宿
  • 運営会社: SCRAP
  • 公式サイト

mysterycircus.jp

ゲームシステム

受付で申し込み参加してるときは、「制限時間30分って短すぎぃ」とか余裕ぶっこいてましたが、もし通常Ver.だとしたら30分が永遠に感じられたと思う。

怖くないver.で照明が明るくても、セットの作り込みがなかなか雰囲気あって怖い

途中で「もし暗かったら、何も探索できずに終わったな……(怖くて)」と察した。

受付・説明

受付でゲームの流れと、荷物の預け方の説明を受ける。

ドアの上にランプがついていて、入れない状態の時は、赤く光る。

入ってOKになるまで、少し待った。その間に緊張が高まる。

貞子の恐怖への刷り込みすごい。

ゲームの流れ

受付→入口→広場がつながっていて、広場はさらにいくつもの部屋とつながっている。

各部屋と広場を行き来し、謎を解いていく。

後続チームがどんどん広場に入ってくるので、バッティングすることもある。

各部屋は赤ランプが付いていたら、すでに別チームが入っているので待つ必要あり。

謎解きするときは、他のチームにネタバレにならないように配慮する必要あり。

「このドア開けたくね〜」という嫌な感じのするドアがいっぱいあった。

ヒント・解説

ヒントなしだったかな。ノーヒントでクリアできた!と思ったら、最後のひっかけ問題で見事「脱出失敗」と貞子に告げられる。

ゲーム終了後にもらえるQRコードから、解説が見られた。

解説を見ると、悔しいけど「そういうことか」と納得。悔しいけど。

いつもSCRAPの問題とは相性が悪い、チーム有栖川。

貞子のファンサあり

怖くないver.の貞子は、人間に優しいので、つかず離れず寡黙に応援してくれる。

声を発することはないので、カンペみたいなスケッチブックを見せてくる。銀魂のエリザベスと同じ仕組み。

ペンライトでオタ芸を踊る貞子、うちわで「がんばって♡」と応援してくれる貞子。

いろんな貞子と交流を深めることができた。

脱出の成功・失敗判定のときが、一番近くで貞子に会える。

「怖い演出みたい?」と聞かれて、せっかくだし怖いのもらっとこう、と果敢に挑むチーム有栖川。心の準備してたのに普通に怖かった。

貞子、アンタすげーわ。

まとめ

ホラーの脱出ゲームは30分で十分。

もしガチホラー演出なら、謎を解くなんて理性的な思考回路はふっ飛ぶだろう。

謎解き脱出とホラーは、かけ合わせてはいけないのでは!?

貞子役は複数人いるように見えたけど、みんなスレンダーお兄さんだった。

ガタイがいいマッチョな幽霊っていないよね、そういえば。儚げがあるのが和ホラーの雰囲気を作るひとつの要素なんだと思った。(なんの感想だろう)

 

初心者がイギリスで弓道を習い始めた話

ごきげんよう。謎解き部・UK支部の有栖川リドルです。

みなさん、今日も謎を解いていますか?

 

今回は謎解きではなく、有栖川のイギリス生活について書いてみます。

今週のお題「練習していること」に合わせて)

有栖川は、イギリスで毎週練習していることがありまして……

有栖川、イギリスで弓道に出会うってよ。

日本で経験があるわけではなく、完全な初心者なのですが、出会ってしまいました。

弓道に。

最初の感想は「ヨーロッパに弓道って普及しているんだ」という驚きでした。

フランス・ドイツあたりが大きな弓道コミュニティがあり、イギリスも3番目くらいで普及しているようです。

フランスは柔道も人気ですし、日本文化を取り入れるのが好きですし、納得。

イギリスでも、よく「合気道・空手」の習い事のポスターを見かけます。弓道も、エキゾチックさを感じるのでしょうかね。

なんで弓道

海外に住んでいると、ふと日本の良さが見えてくることがある。ないものねだりの心理なのでせうか。

西洋文化に浸る中で、あえて日本の伝統に触れたくなった有栖川は、ある日突然「そうだ、弓道やろう」と思い立った。

コミュニティの輪を広げたい→社会人サークルに入りたい→どうせなら日本の伝統がいい→茶道・書道・花道……なんかピンとこないなあと逡巡する。もっとスポーツのようなものがいい。

そこで、淡い期待を抱きながらGoogle検索してみました。

弓道 イギリス」

弓道サークルあった。しかも複数。

西洋のアーチェリーではなく、ちゃんと日本の、和弓の、KYUDO。

すごいことですよ、これは。

どんな人が弓道やってるの?

「何歳からでも始められる武道」と聞いて始めたので、正座ができて、怪我をしていなければ、老若男女できると思います。

正しいフォームをキープすることができれば、変に力むことなく弓をひくことができるからです。

 

有栖川が参加しているサークルでは、イギリス人、フランス人、中国人など、国際色ゆたかなメンバーが揃っています。

年齢は、学生から年配の方までさまざま。

みんな共通して、日本文化に興味を持ってくれているのが嬉しいです。

どんな練習をするの?

日本の弓道に則っているので、練習方法は同じだと思います。

ゴム弓(練習用の弓を模したもの)でフォームの練習をし、実際の弓でフォームの練習をし、巻藁(藁でできた的)で矢を射る練習をし、本物の弓矢で本物の的を射る練習をします。

西洋アーチェリーと違うのは、袴を着て、的を射るまでにたくさんの作法があることです。

スポーツ化していますが、武道の精神に基づくので、厳格なルールがあるんですね。

まとめ

「海外から見た日本への憧れ、尊敬の念」を感じながら、外国人の先生に弓道を習う、という面白い体験をしています。

良くも悪くも、日本で弓道を習うのとは、ひと味ちがうんだろうなと思うことがありますが、日本で培われてきた「弓道の精神」はヨーロッパにも受け継がれているのが感慨深いです。

弓道は、人とスコアを競うよりも、自分自身と対峙することが大切だと思います。

練習とはいえ、武道は鍛錬であり、小さなつみ重ねなのだと学びました。

 

日本の映画やドラマで、俳優が和弓を使うシーンが出てくると、思わず細部までチェックする癖がつきました。

撮影のために無理やり弓をひいていて、変なところに力が入っているな、とか。本当に矢を射ったから、ずっと練習したんだろうな、とか。

宮崎駿作品にも、弓をひくシーンが出てくることがありますが、アニメーションでフォームをよく再現することがいかにすごいのか気づきました。

どこの筋肉に力が入っているか、だんだん力が入っていく様子が緻密に表現されています。

馬に乗りながら動くターゲットをたやすく射抜く、アシタカは名射手なのだ!!!!

 

話が逸れましたが、これからも練習を続け、良い射手になれるようがんばります。

 

日本に一時帰国して、脱出ゲームしてきた②/『地獄の使者からの挑戦状』心の闇からの脱出 in 秋葉原(東京密室)

ごきげんよう。謎解き部 UK支部の、有栖川リドルです。
みなさん、今日も謎を解いていますか?


2024年1月に日本で、東京密室の「『地獄の使者からの挑戦状』心の闇からの脱出」に参加してきました。

年末年始は日本に一時帰国していたのですが、計5回も脱出ゲームに行ってしまった。

(記事タイトルをご覧ください。これは2/5です。)

謎解き部の友人に付き合ってもらって、1日で2ヶ所の脱出ゲームをハシゴした

ゲーム概要

テーマが「???」という感じですが、脱出できると意味がわかる。

謎のボリュームがあるので、時間配分に悩むかも。すごい仕かけのオブジェクトがあり、感動した。これを脱出ゲームのために作ったのか!という。

  • タイトル:『地獄の使者からの挑戦状』心の闇からの脱出
  • テーマ:心の闇からの脱出
  • 設定:あなたは、小洒落たバー「プリンス」に閉じ込められてしまう。バーには、地獄の使者と名乗る人物からあなた宛に、挑戦状が届いていた。
  • ジャンル:謎解き×脱出ゲーム×没入型
  • チーム編成:2名。(謎解き部の友人と)
  • クリア条件:50分以内に部屋から脱出せよ。
  • クリア時間:クリア。ヒント使用。
  • 場所秋葉原
  • 運営会社: 東京密室
  • 公式サイト

www.tk-mysteryroom.com

ゲームシステム

いつも通りのシステムで安心。サクッと約1時間で脱出しよう。

受付・説明

受付でゲームの流れと、荷物の預け方の説明を受ける。

通信機が渡されるので、それを使ってヒントを聞けます。

スタッフが脱出ゲームの部屋の中まで案内してくれる。

「部屋の中のこういう場所には、謎がないのでスルーしていいですよ」という説明。

ゲームの流れ

部屋の中でスタッフからの説明が終わったら、ドアがロックされる。

バーカウンターがある部屋からスタート。

目についた最初の謎から解いていく。それ単体では解けないこともあるので、まずは部屋中を調べてみることが大事。

脱出する部屋は、ひとつだけとは限らない。とにかくガンガン解いていくと良い。

ヒント・解説

ヒントや時間延長に対する課金システムはなし。今回はスタッフの配慮でおまけ延長させてもらった。

ヒントは2回くらいまでもらえたと思う。全部使い切った。

制限時間がきたらスタッフが部屋に来て、納得いかなかった謎について解説してくれる。(けど、1つ解説聞くの忘れちゃった)

まとめ

秋葉原店に来るのは2回目だった。

時間ギリギリで脱出失敗かもという状況だったが、後続の予約がなかったからなのか、おまけして無料で延長してくれた。やさしい。

解かなくてはいけない謎の数が、豊富で満足。ギミックも手が混んでいて良い。

ただ、割と複雑な計算問題が出てきたのが嫌だった。(計算ニガテ)

謎解きじゃなくてテストやん……それ。

でも全体的に謎の質が良いので、東京密室はどれに参加しても楽しい。