みなさん、今日も謎を解いていますか?
今週のお題「あんこ」は、イギリスにいるとなかなか手に入らない日本の食べ物です。
日本を離れて気づく、日本の良さはたくさんありますが、餡子もそれ。
日本にいればコンビニでもスーパーでも、それなりに美味しい餡子いりの和菓子が買えるんですよね。
こだわるなら、老舗和菓子店やデパートに行けばいい。
下町あたりなら、たい焼きなど、できたてを街中で買うことができる。
ヨーロッパの激甘な洋菓子には飽きたよ〜〜〜というときに、ほんのり甘い和菓子を食べたくなることがあります。
餡子の好みが、あなたのプロフィールになる
日本で生まれ育った人にとって、「あんこ」は「味噌」「だし」に並ぶ、人となりを構成する一部の食べ物だな、と思います。
こし餡・つぶ餡の好みや、うぐいす餡・白餡などの種類の好みが、その人のルーツを表すようでおもしろい。
有栖川は、直接の出身地ではないのですが、東北にシンパシーを感じています。
宮沢賢治の文章の、湿度というか温度感がしっくりくるし、彼がイーハトーブの風景を「イギリス海岸」と名付けたのも、イギリスに住む今つながりを感じる。
有栖川は、一時帰国した際に絶対に食べると決めている餡子があります。
それは東北でおなじみのずんだ餡。
特に喜久福の「ずんだ生クリーム」は欠かせません。
大人買いして、心ゆくまで食べるのが至福。
餡子にも「おいしい」と「まずい」がある?
畠中恵の『しゃばけ』シリーズを読んでいて、「まずい餡子という概念が存在するの!?」と衝撃を受けたことがある。(主人公の親友が、なんともまずい和菓子を作る天才なのだ。)
前述したように、コンビニやスーパーで和菓子を買ったとしても、それなりのクオリティだから、特に「まずい」と思ったことはない。
(そりゃ「とらやの羊羹」と比べてしまったら、とらやはとても美味しいなあ、とは思いますが。)
現代にもまずい餡子はどこかに存在しているのでしょうか。
そもそもまずい餡子とは?
甘みが足りなくて豆ペーストなだけということ?
有栖川は幸い、美味しい和菓子と餡子にしか出会ってこなかったので、まだ見ぬ「まずい餡子」への想像が広がります。
この餡子・和菓子が食べたいリスト
有栖川が今恋しい、日本のお菓子たち……
はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜、食べたい。