有栖川リドルのイギリス生活〜世界のどこにいても謎解きがしたい〜

謎解き部UK支部・有栖川リドルによる、脱出ゲーム・推理ゲームの活動記録。イギリス生活の日記・雑記。

〜イギリスから日本の怪異に思いを馳せて〜PCゲーム『奇天烈相談ダイヤル』で、怪異判定してみた

ごきげんよう。謎解き部 UK支部の、有栖川リドルです。
みなさん、今日も謎を解いていますか?


2024年2月から3月にかけて、『奇天烈相談ダイヤル』をプレイしました。

とあるゲーム実況者さんの動画をみて、知ったゲームです。

有栖川は魑魅魍魎や怪異が好きなので、うってつけのテーマ!

さらに、作業系かつ推理要素があるとわかり、謎解きの血がうずきました!!

 

もし『奇天烈相談ダイヤル』の西洋版があるとしたら、ゴースト、モンスターの判定をしていくことになるのかな。

フランケンシュタインの怪物、切り裂きジャック、吸血鬼、ポルターガイストetc...人気どころいっぱい居るしな。

……とロンドンでひっそり妄想しております。

ゲーム概要

『Papers, please』にインスパイアされて制作された本ゲーム。

ドット絵とピコピコ音楽とナレーションが、レトロでいい味を出している。

  • タイトル:奇天烈相談ダイヤル
  • 設定:あなたは相談員のアルバイトとして採用されました。かかってくる電話に出て、 相談者の悩みを聞きましょう。そして、怪異の仕業orそうでないか、資料を見て判定してください。
  • ジャンル:推理×ホラー×作業
  • クリア条件:7日間バイトをこなすこと。周回要素として怪異100体コンプを目指せる。
  • ハード:PC
  • 制作: 法螺会
  • 公式サイト

horakai.com

ゲームシステム

あらすじや詳細なゲームシステムは、他のゲームサイトがしっかり解説してくれているので、ここでは有栖川が気に入ったポイントを書きます。

大学生ミサコの、相談員トライアル7日間

相談員として1週間、怪異判定を行う。

ゲーム全体の設定として、相談者の話をメモしたり難易度を変えたりできる。

ゲーム構成として、作業内容が初日〜最終日につれ、難しくなるように仕組まれている。

反復練習って大事よな。マニュアルがきちんと用意され、新人育成の方法が確立され、オーモリのしごでき感が頼もしい。(社会人としての感想)

資料の読み込みが超重要

初日に、マニュアルと怪異データベースをドサっと渡される。文字量がすごいので怯んだ

まあ、実戦で覚えていけばいいし!とぱらぱら流し読みして、とにかく相談をスタート。

舐めプ・有栖川ミサコ「はいはい、これは"怪異ではない"(ポチ-)」

相談者「……もういいです。他をあたりますね」

舐めプ・有栖川ミサコ「なんでー!?あってるやろ!どこ違うの?待って!」

 

マニュアル類を一言一句もらさず読み取っていくと、全情報が書いてある。

「実践→失敗→マニュアル読み直し→実践」を繰り返し、成功率を上げていくのが吉。

怪異100体のデータベース構築がすごい

そもそも、こういうゲームが成立するくらい、怪異がいるんですね。

日本の全国各地で100体以上の観測。なんて愉快な土地なんだ、ジャパン。

そりゃ呪術師も暗躍するってわけだ。

 

何より感心したのが、怪異検索データベース。

名前、年齢性別、特徴、もちもの、ターゲットなどを分類し、データベースに登録するのは、気が遠くなる作業だったと思う。

時間帯、特徴などからの逆引きデータベースもある。

すごいよ、このゲームシステム……!

推理と作業の効率化を極めよ

いいスコアを目指すには、とにかく判定を効率化させないといけない。

相談者からヒアリングをする作業の効率。

ヒアリングした情報を元に、該当の怪異を探す効率。

 

「どの情報であたりをつけて、該当する怪異候補を消去法で絞りこんでいくか」という推理。まーこれが楽しくて楽しくて。やめられない止まらない。

まとめ

夜にプレイすると背筋がゾクゾクしてしまった。

テキストを読んでいくゲームなので、バイオハザードみたいな絵的な怖さがあるわけじゃない。

でも、怪異の説明を読み込んでいくと……背後に気配、感じるんですよね。いる?

 

本ゲームは、キャラクターのミステリアスさも魅力的。

思わず、新人相談員・ミサコ視点の二次創作ノベルを作りそうになった。

だって「ミサコがどうして相談員を始めようと思ったのか」「オーモリがあの若さで、どうしてベテラン相談員になったのか」バックグラウンドを、深掘りしたくなりません?(語られない部分を補填していくタイプのオタク)

 

周回を楽しむゲームなので、100種類コンプを目指して、今もプレイし続けています。