ごきげんよう、謎解き部UK支部の有栖川リドルです。
みなさん、今日も謎を解いていますか?
ABBA(アバ)、セリーヌ・ディオン、Måneskin(マネスキン)が世界中でブレイクするきっかけとなった、歌番組がある。
−−−−"ユーロビジョン"をご存知か?
2024年5月11日(土)、ユーロビジョン生放送の日。
ロンドンは快晴で真夏日。
みんな「夏が来た!」「オーロラが見える!」「ユーロビジョン歌謡祭が開催される!」と、3本立てで大盛り上がりでした。(有栖川は爆睡していてオーロラを見逃した。)
今回はイギリスの夏の訪れを告げる(?)、ヨーロッパの歌謡祭『ユーロビジョン』についてお話しします。
夏に浮かれるイギリス人についてはこちら↓
ヨーロッパ各国が集う!歌謡祭『ユーロビジョン』
この時期になると、ローカルの人たちは「もうすぐユーロビジョンだね」と口にする。
在英日本人のみなさんも、開催を楽しみにしている人が多い。
だって内容が濃すぎて、めちゃオモロなんです。
ユーロビジョンって何?
『ユーロビジョン・ソング・コンテスト』は、日本でいうとM-1と紅白歌合戦をミックスしたような、オモロ歌謡祭です。
主にヨーロッパ各国が一カ国につき1組を出場させ、1位を競います。
M-1システムのように予選・準決勝が行われ、決勝戦を世界中に生放送します。
毎年約2億人が試聴するそうですが、有栖川もその中の一人になりました。
投票システムは、一般票と各国の審査員票がある。
トータルが一番多い国が勝ち。
ユーロビジョンによって、世界的ブレイクを果たすミュージシャンが多数生まれています。
最近だと、2021年優勝のMåneskin(マネスキン)が記憶に新しい。
日本でも人気でびっくりしました!
好きなところ①歌謡祭だけど、めちゃくちゃ政治が絡む
毎年ユーロビジョンの投票結果には、世界情勢や政治が絡みます。
Måneskin(マネスキン)優勝の2021年は、前年の「EU離脱(ブレグジット」の影響で、ヨーロッパ中から嫌われたイギリスは、なんとゼロ票の最下位!!!!
2022年は、戦禍のウクライナが当然優勝でした。
2024年は、イスラエルが出場し賛否両論。
イスラエルのシンガーは素晴らしい歌声でしたが、有栖川たち視聴組は思わずブーイングしまくった。Boooooo, stop the war!!
でも、意外に投票数が多くて驚いた。
2024年優勝のスイス代表Nemoが、優勝スピーチで平和への想いを伝えており、素晴らしかった。
パフォーマンスも圧倒的で、歌唱力、身体能力、表現力が他のアーティストより際立っていた。納得の優勝!おめでとう!
好きなところ②ネタ枠(?)のオモロ・アーティストが登場する
毎年必ず何組か、ぶっ飛んだコミック・バンドが出てくる。
2024年に衝撃を与えたのが、フィンランドから来たWindows95man!!
名前からして最高。
歌い上げる系ボーカルと、破天荒パフォーマー(サムネ)の二人組です。
とにかく明るい安村システムで、「安心してください、履いてないですよ(前バリはある)」のパフォーマンスを繰り広げた。
イギリス人ナレーターが実況で「So stupid! hahahaでも、パブリック票は簡単に集められそう」と言ってて笑った。
みんなこういうのを待っているもんね。
あれ、2019年に日本ツアーで来日してたっぽい。
Miss Japan Already! pic.twitter.com/iTpnBGIq0z
— Windows95man (@windows95man) April 25, 2019
好きなところ③曲調が20年古く、個性が強すぎ
全盛期のジェニファー・ロペスを真似してるアーティスト、エヴァネッセンスのようなメタルバンド、マリリン・マンソンの女性版みたいなゴスガール、シンセサイザーのサウンド、ディスコ感のあるダンス・・・。
これがY2Kってコト?と困惑するほど、全体的に楽曲が80年代〜2000年初期をさまよっている。
もちろん、2024年らしい曲もあるのですが、時代を逆行する曲をあえて持ってきた人が多い印象。
各アーティストの個性が濃くて濃くて、クレイジー要素が多め。